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2008年10月

SU(5)モデル

Wess Baggerは佳境に突入したが、どうにも面倒くさい計算が続いて萎えている。

Propagaterの導出で、本来なら数ページかかる計算をたったの一行で済ませていいものだろうか。

疑問に思うcat

ということで、ちょっとその仕事を投げ出して、SU(5)の大統一理論に脱線中。

SU(5)などの理論を詳しく調べるには、表現論が必要不可欠になるが、僕は必要になったらやるタイプなので、今になって群論に苦戦bearing 

でも、やる時は徹底的にやります。師匠に曖昧な理解は絶対しないように叩き込まれているので(*^ー゚)b

SU(5)に代わる候補としてSU(3)×SU(3)モデルが駄目なのは、チャージの対角和がゼロにななり、実際のu,dクォークのチャージの和がゼロにならないことと矛盾するかららしいが、なぜu,dクォークだけで考える必要があるのだろうか?一世代限定でゲージ変換を考えるからか?いや、しかし小林・益川行列は世代混合を許しているではないか。

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祝!ノーベル物理学賞受賞

今年度のノーベル物理学賞は南部、小林、益川の三氏に贈られるとの速報がnew(゚▽゚*)

三人全員が日本人で、しかも素粒子なのはかつてない快挙shine

おめでとうございます。

速報によれば、対称性の自発的破れに対する研究業績に対して与えられたのだとか

特に南部先生は、多方面で開拓者的な業績をあげて、これまでノーベル賞候補に何度も挙げられながら、さんざん受賞を逃してきた。八十を越えてもなお、各大学を飛び回って講演やら研究会やらに顔を出している姿は、まさに研究者の鏡。

各先生方の業績を簡単に説明すると、

南部先生は対称性の自発的破れが、素粒子の相互作用でも起こることを初めて理論に持ち込んだ。これは粒子の質量生成機構とも密接に関連し、今日では欠かせない概念となっている。

小林・益川の両先生といえば、なんといっても小林・益川行列だと思う。

先生方は、CP対称性が破れていることを理論から導きだすには、三世代以上の粒子が必要だと主張した。二世代以下のモデルではCP対称性を破る機構を説明できない。小林・益川の三世代混合行列では、対称性では打ち消せない余計なパラメーターが残るため、これがCP対称性を破る原因になっていると考えられる。

後に見事、三世代の粒子はめでたく観測され、理論は実証されたflair

師匠は院生時代、小林先生と席が隣だったらしく、なんと当時助手だった小林先生は、この自らの業績をおおっぴらにしなかったそうだ。周りが騒ぎ出してから、小林・益川の理論は重要性が認められた。後にノーベル賞を受賞する研究業績だとは、最初は誰も思っていなかったのかもしれない。

それにしても、ノーベル賞級の研究が理解できると、感動もひとしおのものがある。前回は、ニュートリノの研究でも、まだ高校生でさっぱりわからなかった。こういう感動も、学問を続ける一つのモチベーションになる。

ひそかに、世間で素粒子ブームが起きるように、祈っちゃったりして(o^-^o)

これでまた、日本の素粒子界に新たな風が吹き込まれることを期待したい。素粒子研究の素晴しさを見直すことに繋がってくれたら、いいなと思うsunhappy01

先生方、本当におめでとうございますm(_ _)m

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