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2008年9月

LHC稼動!その2

先日、LHCの稼動について書いたが、書いた矢先、もうストップしたらしい(^-^;

配線トラブルで、冷却に使うヘリウムガスが抜けたとか。

あれだけ巨大な実験装置だから、多少の故障は当然ありうることだが、それにしても、いつになったら正規の実験ができることやらtyphoon

今週先生が学会から帰還した。

稼動の時、NHKでニュースが流れたらしいが、うちの研究室出身のE君が映っていたらしい。先生はそのE君と偶然、学会で会ったそうだ。

E君曰く、LHC関連の話題は今が最盛期らしく、とてもトークがきける人数ではなかったと。

彼はLHC関連の実験家だから、今、もっとも忙しい。

僕ら理論家、とくにモデル専門は、彼らに首を絞められる運命に…( ̄○ ̄;)!

* * * * *

お決まりの、先生との会話

W君:「LHC止まったみたいですね。次回稼動予定は2ヵ月後だとか」

先生:「しかし、出てくるのはゴミの山やでな」

僕:「ゴミ?」

先生:「そやで。ゴミのジェットからいかに宝を探すかやん。解析が大変なんやで。結果なんていつ出るかわからへん」

一同:「…」

* * * * *

ちなみに、ゴミとは新現象とは関係ない粒子のジェットのこと。ハドロン同士の衝突ではこのジェットが大量にでるから、新粒子発見のために、バックグラウンドの差し引きが重要になってくる。

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LHC稼動!

LHCが稼動を始めた。周回ビームの生成には既に成功しているようで、これから本格的な衝突実験に入るようだ。

Higgsボソンを始め、超対称性理論、ミニブラックホール生成による余剰次元の検証、等々目玉企画が目白押し( ^ω^)

のはずですが、我らの師匠は実に現実的な意見を…

僕 「LHCついに稼動しますね!」

先生 「そやけど、まあ、何も見つからんちゃうの?」

僕 「余剰次元や超対称性が確認されれば、科学の一大革命ですよね?」

先生 「確かなのは、モデル屋は大半がふるいにかけられることやな」

確かに、超対称性理論他、何も見つからなかった場合は、その方面の研究者は多少方向性を修正しなければいけないかもしれない。この実験の次は、仮にもっと強力な加速器が開発されたとしても、ウン十年先の話になってしまうから、検証に基づく科学をやるためには見直さないと、ただの空想で遊んでいただけで人生が終わってしまう。

また、そういった理論の証拠が見つかったら見つかったらで、それに否定的なモデル、理論を研究している研究者は職を失うだろう。

いずれにしても、キラ星のごとくある理論モデルは、この実験で淘汰されることになるbomb

恐ろしやヾ(.;.;゚Д゚)ノ

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